FX成功方法は本当は誰もが知っている 第21話

FX成功方法は本当は誰もが知っている 第21話

今回の連載は、私の今までのFX投資の中でもっとも学んだ事の多い時期を振り返りながらFX運用のコツと教訓を抽出していきます。

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誰もがやってしまう

実は、2008年の暴落の中で学んだ教訓はほかにもあります。この時の経験によって私の運用は更に手堅いものになりました。

人間は一般的に「自分に甘く 他人に厳しい」ものです。私もその典型的なタイプです。私に限らず、人は同じ過ちを繰り返す傾向があります。

少し利益が出るとすぐにいい気になって油断する。

いい気になって失敗して反省する。

反省の後、調子が再び良くなっていい気になる。

いい気になって失敗して反省する。

反省の後、再び・・・・

この繰り返しは、人間のサガのようなものかもしれません。運用技術が大きく上達するのは大体「失敗の後の反省」の時です。私もこれを繰り返して少しずつ成長してきたという気がします。

でも、皆さんが私と同じように失敗する必要はないんですよね。

折角「良い方法」をやっていても、私と同じような失敗をしていては成長が遅れてしまいます。今回の連載は、私自身の失敗談ですが、皆さんの成長の糧としてお役立て下さい。

そうする事で、私のような失敗を少なくして私以上に成長を加速することも出来るはずです。

でも、そもそも良い方法自体が今ひとつわからない、という方も多いかもしれません。実は、成功するための一番簡単な方法は誰でも知っているはずなのです。

誰もが本当は知っている「FX成功の近道」

これは、相場に限らず何事にも共通していえます。成功の近道自体はとても簡単な事です。

「成功者の多い方法をマネしてやればよい」

FX・株・商品先物など変動リスクの高い投資商品で5年運用して儲かっている人は1%くらいと言われます。この1%の人達はどうやって儲けているのかを見れば「成功の近道」がどういうものかがわかります。

私の周りで儲かっている人は例外なくこうです。

「成功者の多い投資法を忠実に実践している」

やっている事は私同様に、1日1分の作業程度です。成功者ほど難しい事はやらず、シンプルで簡単な事を繰り返しています。独学で成功した人はほとんどいないのが現実です。

成功のための基礎部分はこれで身に付きます。

この「マネの原則」は、どの分野でも成功の近道の基本みたいなものです。

ここ少し補足させて頂きますね。

マネの原則・・・良いものは徹底的にマネる。

「工夫はするな。徹底的にモノマネせよ」

これは、中小企業経営者向けのセミナーで講師が力説していた言葉の一つです。会社経営にはいつも斬新な発想や改革が求められていると思われがちです。でも、実は斬新さよりも「良い事をマネしていく」ほうが有益な事例が多いのです。

人は成功するために斬新なものを求めようとしているのですが、成功したいのであれば、成功者の手法をマネをしていくのが一番良いというわけです。

FXでも同じ事がいえます。

過去に成功者が多い投資法を同じように実践していけば、同じように成功できる可能性は高くなります。一部の天才の成功法というのは、一見派手で目を引くのですが、普通の凡人には出来ないことが多いものです。

「うねり取り」「リズム取り」そして私のやっている「サヤすべり取り」などは、過去にも凡人の成功者を輩出しています。サヤすべり取りに関しては、一般にオススメできる本はありませんが、「リズム取り」や「うねり取り」に関しては何冊か教科書と出来る本があります。

基本的にそのままやればいい。

完成された投資法なのでそのままやればいいのですが、私のようなヒネクレ者はついつい独自の考え方ややり方を入れて加工したくなります。

「うねり取り」や「リズム取り」の短期的な売買を「サヤすべり取り」に加えてみよう。

2007年頃からそんな余計な事をしたりもしました。

2008年の大暴落で大きな損を出した時に改めてその大切さを感じた次第です。

「FX運用最大の敵は己自身」

現政権がどうだとか、リーマンがどうだとか、そんなものは実はFXで利益を出し続けていく上では全くと言って良いほど興味を持つ必要はありません。

一流のトレーダーほど、ニュースを必要とせず己の運用技術を磨く事に集中します。己の運用技術の磨き方は、私は「場帖・グラフ中心」ですが人それぞれです。

共通しているのは「1つの事を徹底的に続けていく事」です。

長くなったので続きは次回書かせて頂きます。

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