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運用力を磨いていくとわかる事 第22話
FXの運用力を磨き始めることで見えてくる世界があります。今回はそれについて書かせて頂きます。
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毎日同じ事をしてわかるもの
1つの事を続けていくというのは「毎日同じ事を続ける」という事です。
同じ事をやっていくのがなぜ良いのでしょうね。これによるメリットはいくつもあります。
- 1つに集中するので上達が早い。
- 作業は単純なので手間がかからない。
- 上達すれば利益も大きくなっていく。
- つまづいた時には原因もみつけ易い。
例えば「うねり取り」と決めたらそれだけをきっちりと続けていくだけでこれだけのメリットがあります。始めてしまえば1日1分程度の作業だけです。あとの時間はFXを忘れて仕事や趣味に費やせます。
途中でつまづいてもその原因はある程度予想がつきます。
- うねり取りの基本事項を守っていなかった。
- うねり取りの禁止事項に手を出していた。
- 教科書を読み直したら自分の理解が浅かった事に気づく。
多分、失敗の原因はこの3つの中のどれかに入ります。失敗の原因がわかれば、適切な対応が取れます。
うねり取り自体が悪いって事は無いのだろうか?
こういう疑問をもつ方もいるかもしれません。
でもその心配はしなくて大丈夫です。うねり取りは、今まで多くの成功者を出してきている投資法です。普通の人が成功できる数少ない投資法の一つなのです。
「他の人に出来て自分に出来ないはずはない」
そんな気持ちで頑張ってもらうといいと思います。実際に私もそういう気持ちも持ちながらやってきました。
成功し続ける投資家になるために
35歳の時にサラリーマンを止めて相場生活者の生活に入りました。もう9年近く続けています。その間も何度か失敗をしてきています。そのうちのいくつかはメルマガでも紹介してきました。
通算で投資歴は24年くらいになります。
だから思うのです。
「投資で成功するのはそれほど難しいことではない」
「でも、成功し続けるのはとても根気が要る」
一時的に成功するのは、運が良ければ誰でも出来ます。でも、運だけではその利益を維持することは出来ません。
運用力という実力が必要です。
でも、運用力だけではコントロールできないものがあります。
それが「成功の時の慢心」です。
運用力がついてくればくるほど「利益が出れ出るほど大きくなる己の慢心」をどう制御していくかが重要なテーマとなっていきます。
投資家最大の敵は「慢心」なのだとも思っています。
誰でも自分には甘い
誰でも、FXで利益が出てきてそれが大きくなってくると気持ちが良くなって場合によっては気持ちが大きくなるものです。本当はそういう時こそ気持ちを抑えないといけないのですが、実際にそういう状況になっても「俺は慢心なんてしていない」と思ってしまいます。
これが厄介です。
行動経済学の言葉を借りれば・・・
「人間は自分に甘く 他人に厳しいのが普通の姿」
・・・だからです。
他人が慢心しているのはよく見えます。
でも、自分が慢心していても気づかない。
でも、己を厳しく見るような努力はしています。自分は慢心しているかもしれない・・・失敗する前にそれに気づけるようになろうと努力をしています。
実は、私のような投資家の元にもメディア・FX業者さんなどいろんなところからお誘いがあります。
「FXの本を書きませんか?」
「マネー雑誌でのトレーダー雑談会に参加してくれませんか?」
「取材させて下さい」
「セミナー講師お願い出来ませんか」
・・・ などなどです。
去年の末から今年にかけて別々のところから3回ほどお誘い頂きました。それらは全てお断りしています。お断りしている一番の理由は「雑誌などに載ったりすることで慢心して売買が崩れてしまうのが怖い」からです。
自分が有名人になった・・・というのはとても気持ちのよいものです。このメルマガを発行した当時などは、そうやって有名になる事を望んでいました。
実際、本の一部を執筆した事もあります。数年前に「移住」に関する本で十数ページほど担当したものが出版されました。
かなり良い気分でした。
これが、FXの本だったらもっと気持ちが良いに違いありません。だから、自分を戒めるようにしています。
「まだまだ私の運用技術は未熟だ。変に有名になって売買が崩れ出したらまたゼロからやり直しだ」
そんな気持ちでいます。