1つの正しい道 第24話

1つの正しい道 第24話

FX初心者がどうやって成功の道に辿り着くのか。最終回です。

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経験から学び続ける

「賢をみては等しからんことを思い不賢をみては内に自ら省みるなり」〜論語

経験から学び続ける姿勢を身に着ける。

多くの成功談・失敗談はそれ全てが成長の良き教材となる。成功談はお手本とすべき部分を学ぶ教材として、失敗談は自分自身が同じような事をしていないかという反省をするための教材としていくという意味です。

「失敗からだけでなく成功からも学べるようになるのが理想」

ではありますよね。でも、痛い目に合わないとわからないというのは、私のような未熟者のサガでもあります。

私はまだまだ失敗から学ぶケースが多く、成功から学ぶケースが少ないように感じます。それでも「経験から学びつづける」ようになれた事でこれからも相場で食べていける自信がついてきました。

本やネットの知識だけでは不安でしょうがないのです。自分が動いて厳しい現実を生き抜くことで自信が生まれ、それを積み上げていけば自信は更にどんどん強固なものになっていきます。

知識をいくら詰め込んでも利益を出し続ける投資家にはなりません。それは、スポーツで本をいくら読んでも一流のプロ選手になれないのと同じです。

FXで成功したいのであれば相場実践者である必要がある。相場解説がいくらうまくても利益を出せるようにはならない。

相場解説は表示された為替の値の原因を後付で説明するもの。相場実践者は相場の値の付く前にポジションを作り利益を産み出さねばならないからです。

この差は天と地ほどあります。

昔から、相場が上手くなればなるほど相場の解説はしなくなると言われます。運用においては解説が必要が無いことを悟った結果そうなっていきます。

理論は重要です。でも、それは運用の中では基礎部分の中の一部に過ぎません。そして真実を見抜く目はもっと重要です。ここがズレていればいつまでも儲け続ける投資家の道には到達が出来ません。

しかし、正しい投資法の理論と正しい投資法を見抜く目を持っていたとしてもそれだけでは、利益は出せない。

儲け続ける投資家になるための道は多分1つしかありません。

1つの正しい道

「正しい投資法を正しく実践していく。」

私がおすすめする以外にも正投資法は必ずあります。それらを含めた上で売買ルールや禁止事項をきっちり守って実践していくことがもっとも簡単で楽にFXで成功できる道です。

正しい投資法を実践していっても途中で失敗したり挫折しかけたりすることもあります。これは、スポーツなどで練習がきつくて挫けたり、いくら練習しても強くなれず試合で勝てなかったりしてやる気がなくなってしまうのに似ています。

そこが壁なんです。そこを超えることで人は伸びていく。

でも、スポーツの壁ほどFXの壁は高くありません。

スポーツと違い、FXでは敵はいないからです。

FXは・・・「己自身との戦い」・・・です。

だから、スポーツのように何かに勝つ為に急いでガンガントレーニングをしたりする必要はありません。FXの場合は、そういう急ぐ気持ちが焦りに変わるので逆効果となりかねません。

投資法の基礎を固めながら売買判断をしていく。そして、成功や失敗から学んで次の売買に活かしていく。それを続けていけば自然に利益は出てくるようになります。

成功にせよ失敗にせよ無駄な事など何もありません。

成功にせよ失敗にせよそれは最終的なものではありません。

途中で躓いたっていい。

何が悪かったかがわかれば更に強くなれる。

途中でうぬぼれたっていい。

それで躓けば、己の愚かさを反省するきっかけになる。

そうやって歩んでいけば、「儲け続ける投資家の運用技術」は自然に身に付いていくことになるでしょう。

「真の成功者は己を成功者とは思わない。」

それは、成功しても成功しても更に上を目指して自分を磨き続けるからなのでしょう。そして、同じ志を持つ者が身近にいれば更にその効果は上がっていきます。

同じ志を持つ者・・・・それは読者を含めた私達全員の事です。

皆さんが、FX運用技術の向上を目指しているのと同様に私も上を目指して日々の作業を続けています。投資法に疑問を持ったり、作業が単調で飽きてきたり、大失敗して落ち込んだりしたら、私を思い出して下さい。

私の昔の失敗談・・・今回のなんか・・読み直しても良いかもしれませんよ。

今回の連載はそんな時に本当に役に立つんだろうなという気がします。将来の皆様のお役に立つ事を願い「賢者の教典」を終了させて頂きます。

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