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成功は運が良かったとすべき理由 第8話
運用で利益がでたら「運が良かった」と思うようにしています。その理由を今回はお話します。
「成功は運が良かった」とすべき理由
豪ドルは、一進一退をしながら少しづつ下げていった。一時は、100円台後半まで上がったものが、1月中旬には90円割れまで下げた。
2ヶ月ほどの間に約15円ほど下げたことになる。
これは、今から思い返せば「暴落第一波」とでもいうような動きだった。
通常、為替相場は円高でも円安でも同じくらいのスピードで上げたり下げたりするものだ。円高要因にせよ、円安要因にせよ、急激な円高もあれば急激な円安もあるのが普通のはずだ。
しかし、この頃から状況は違っていた。
円安で上昇する時は緩やかなのだが、円高で下げる時はとても速く下げる。そんな展開が多くなる。
この理由は、おそらく「日本のFX投資家が買いに偏っている」というのとは無関係ではないのだろう。それだけ、為替市場での日本人投資家の影響力が強いという意味なのかもしれない。
そんな中・・・・キヨプーはポジションをゼロにしたまま暴落の難を逃れていた。
豪ドルが下げ続けても買いポジションを持っていなければ影響は受けない。
え?
相場が結構うまいって?
いやぁ、それほどでも。
すいません。1人芝居でした。誰も言ってくれないので1人で自慢してみました。
冗談はさておき
こういう良い結果は、基本的に「運が良かった」と思うようにしている。「自分の実力」と思ってしまうと心に奢りや油断が生じるからだ。人間は本能的に「手柄は自分のもの 悪いことは他人のせい」とするようなところがある。
経済心理学・行動経済学でいうところの「自己奉仕的バイアス」だ。
参考記事:自己奉仕的バイアスとは
これを押さえ込まないと投資で勝ち続けられるようにはなかなかなれない。キヨプーが勝った時に「運が良かった」と思うようにしている背景にもそういう意味があった。
しかし、人間の本能はそう簡単には押さえ込めるものではない。
キヨプーも例外ではなかった。
その理由はいずれわかる。
キヨプーはこの「暴落第一波」を「休み」を入れることで乗り切った。
キヨプー 「休み」で第一波乗り切る
キヨプーは、暴落第一波の時に「期間を決めた休み」を入れていた。この休みは、売買ルールの中で予め決めていたものでもあった。
その売買ルールに忠実に従った。
これがこの時の勝因だった。
豪ドルに限らず、通貨にはそれぞれ値動きのクセとでもいうべきものがある。このクセは一通貨専門だからこそ、活かせるという側面もある。
毎日、豪ドルの値動きしか見ていないのだからちょっとした変化も掴みやすいのだ。豪ドルにも、「大天井」や「大底」を意味するような特徴がいくつかあるように思う。
その特徴が出た時にはポジションを決済して休みを入れるように売買ルールが設定されている。この時は、前に話した「違和感」と「天井に近い動き」が重なっていた。
大天井・・というほどの動きではなかったと思うが「場帳記入の違和感」を優先して決済している。そして、売買の区切りの意味も含めて休みを入れた。
「90日間の休み」
2007年11月から2008年2月までの約90日間メイン口座のスター為替証券口座はFXの売買を全くしないで休ませた。
このお陰で、2008年1月までの下げ相場乗り切ることが出来た。
ここまでは順調だった。
参考:休みの状況
2007年11月ー2月まで私は、豪ドルポジションをゼロにして休みを入れていました。
大きな相場の後の1つの区切りとして休みを入れています。このお陰で豪ドルの暴落第一波の影響は受けずに済みました。
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リンクは貼ってありますが、個別記事はあまり読まなくて結構です。「休み」で気の抜けた文章が中心ですのでじっくりと読むには値しません。
ただ・・・「FXの休み」というのはそういう一種気の抜けた状態になるというのが大切です。
そんな参考例として下さい。
次回へ続く